まず、デルタ航空のマイルの基本情報をおさらいしましょう。

デルタのマイル貯める危険かも！？

デルタ航空の特典航空券の必要マイル数について、公式サイトに一覧表が掲載されていないことが問題視されています。ユーザーは旅程を入力しない限り、必要なマイル数を確認できません。この不便さは、デルタ航空が過去に予告なしで特典航空券の必要マイル数を度々改悪してきたことに起因していると指摘されています。公式サイトにマイル表を掲載しないことで、改悪を隠す意図があるのではないかという見方もされています。
つまり、今マイルを持ってる場合は、改悪する可能性が高いので、基本すぐに使うべきなのです！！！

デルタ航空スカイマイルの特徴

①スカイチーム所属のマイルプログラム

デルタ航空は、スカイチームという世界第2位の航空連合に属しています。日本の航空会社はこのアライアンスに加盟していないため、なじみが薄いかもしれませんが、世界的にみると広いネットワークを誇ります。

②マイルの有効期限なし

ANAやJALのマイルには有効期限がありますが、デルタのスカイマイルにはそれがありません。じっくり時間をかけて貯めることができます。

③家族以外へのマイル移行も可能

デルタのマイルは、家族以外の友人や恋人へも移行が可能です（ANAやJALは親族限定）。

④マイル購入ができる

不足するマイルを購入して補填することができます。

⑤特典航空券が片道発券可能、燃油サーチャージ無料

特典航空券が片道から発券でき、燃油サーチャージが無料になるなどの利便性があります。

デルタマイルを貯める前に注意すべき点

デルタ航空の特典航空券は、必要マイル数が明示されていません。公式サイトには一覧表がなく、予約時に個別の旅程を入力しなければ必要マイルがわからない仕組みです。また、過去に予告なくマイル数の変更（改悪）を繰り返していることから、長期保有にはリスクがあります。マイルを持っている場合は、なるべく早く使い切るのが賢明です。

ANAやJALと比べたデルタ航空の特典航空券のメリット・デメリット

JALもデルタ同様、特典航空券の必要マイル数が変動制であり、時期によっては非常に高額になることがあります。JALは必要マイル数が明示されているものの、週末など繁忙期はエコノミークラスでも高額です。ただし、デルタやJALは必要マイルが多い反面、特典航空券が取りやすいメリットがあります。

ANAは必要マイル数が少なく、特にエコノミークラスでお得ですが、ビジネスクラスは取りにくいという弱点もあります。総じて、エコノミー中心ならANA、ビジネスを狙う場合はJAL、デルタという棲み分けになります。

デルタマイルのおすすめの使い道

デルタマイルは、ANAで特典航空券が取れない場合のサブとして活用するのがおすすめです。

東南アジア路線（シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシアなど）

エコノミークラスは変動が激しいですが、ビジネスクラスが40,000マイル程度とANAの63,000マイルより少なく設定されており、お得感があります。

ハワイ路線

デルタのハワイ路線のマイル数は非常に変動が激しく、過去には片道20,000マイルという破格設定もありましたが、最近は高額化しています。エコノミークラスで32,000～56,000マイル程度、ビジネスクラスは非常に高くおすすめできません。

北米路線

エコノミークラスは比較的お得な設定（片道30,000〜46,000マイル）が出ることもありますが、ビジネスクラスは片道300,000マイルを超えることもあるため、絶対におすすめできません。

デルタマイルを最もお得に使える路線

デルタのマイルを最も効率的に使えるのは、ベトナム航空やガルーダインドネシア航空の「ベトナム行き（ハノイ・ホーチミン）」と「インドネシア（ジャカルタ）行き」のビジネスクラスです。片道40,000マイルで比較的予約も取りやすく、繁忙期や直前予約でも空席が見つかることがあります。家族旅行で複数席を確保しやすい点も魅力です。

また、スカイチームの他社便を利用する場合はマイル数が安定しており、例えばエールフランスやKLMオランダ航空のヨーロッパ行きなどはお得です。デルタ自社便のような激しいマイル数の変動がなく安心して利用できます。

結論・最終的なおすすめ戦略

デルタマイルを大量に保有するのはリスクがあります。特にエコノミークラス中心ならANAマイルが最もお得です。JAL、デルタのマイルを貯めるより、マリオットやアメックスのポイントなど、ANA、JAL、デルタいずれにも交換可能な共通ポイントを貯める戦略が一番賢明です。

もし特典航空券を確実に取得したいなら、ANAを第一に考え、取れない時の保険としてデルタやJALを使うという二段構えが最適です。特に新規カード入会やポイント活用については、公式LINEでの相談を推奨します。